マダムと喧嘩はしたくない?

Masheath

2008年01月17日 16:51



崇敬するジョアン・ジルベルトの
最難関曲(私にとって)
「マダムとの喧嘩はなんのため」
(Pra Que Discutir Com Madame)

もう1年以上、練習し続けてるけれど
いまだ、まともに演奏できていません(滝汗)

しかし、へこたれずきょうもしゃかりに
に弾いてみました。

実は自宅寝室兼スタジオ(画像)
で練習していると、隣室で聴いてる
娘が「カマボケのウタ、いつも歌ってるね」
と茶化してきます。

この曲の転調の最初の部分で
「Camaval que」というポルトガル語を
が「カマボケ」に聴こえるそう(汗爆)

それにしても、この歌の内容は・・・

<マダムとの喧嘩はなんのため?>

マダムは言う 
「あんたたちに未来はないわ
サンバがある限り 世の中はよくなりっこない」

マダムは言う
「サンバは罪深いわ いずれ消え去るべきよ」

マダムは言う
「サンバはお酒がつきもの 人種も色も混ざり放題」

マダムは言う 
「そりゃ サンバは民主的でしょう
安いし なんの価値もない音楽だわね
だから消滅させるべきよ」

マダムは言う
「だれもサンバしてるところ みたくないわ
恥ずかしいったら ありゃしない」

まあ、そんなこと言う彼女とは喧嘩しても仕方ない

カルナヴァルは色彩豊かだよ

俺のモーホのブロッコだってオペラを歌うさ

大通りに出れば おしくらまんじゅうしながら

みんながコンチェルトを歌うさ

マダムはあたまの毛が3本足りないんだよ

毒のある言葉ばかり吐いてる

なんてこった

ブラジルのサンバは民主的なんだ

民主的だからこそ意味があるのさ


ーーーーとまあ、犬も食わない痴話
喧嘩のような語り。
サンバ賛美の歌ですね。
「偽りのバイーヤ娘」といい、逆説的に
サンバを賛美する歌がいろいろあるなあ。

ところで、最近、ウキペディアで「ボサノバ」
を引いたら、ボサノバは別称「サンバ・ボサノバ」
というらしい。
ちょいと古びたブラジルの歌謡曲みたいなのを
「サンバ・カンサオン」、ブラジルのニューミュージック
みたいなのを「サンバ・ボサノバ」という言うようです。

私は、ボサノバって、どんな位置づけなのって質問された
ら、日本の民謡、たとえば「炭坑節」をニューミュージック風
にアレンジして歌っているのが、サンバ・ボサノバだと思う、と
説明しています。

ん~、この説明、賛否両論あるかも(汗)

音源はこちら→http://www.k5.dion.ne.jp/~mashmaro/mada.mp3